東京ガスグループは、「銀座ガスホールビル」を中心に1950年代後半(昭和30年代)から、音楽会・講演会など多彩なイベントを行い、文化やライフスタイルに関する情報を発信してきました。7-8階に多目的ホールがあったことから「銀座ガスホール」と命名されたこのビルが、広く一般に知られるようになったのは、地下1-2階にあったジャズ喫茶「ACB(アシベ)」の人気によるところが大きいといえるでしょう。当時(1950-60年代)のジャズ喫茶は、現代のクラブのような存在。日本の歌手がアメリカンポップスを歌うライブ喫茶でした。折からのロカビリーブームで、最盛期には1日3,000人も集まるほど盛況だったのです。
古くから日本の文化を発信してきた銀座は現在、世界のブランドの集まる場でもあります。スウェーデンのファッションブランド「H & M(エイチ・アンド・エム)」は日本上陸1号店を当ビルの地下1階から地上3階にオープン。「Studio +G Ginza(スタジオプラスジーギンザ)」(5−6階)では食育教室や調理の研究など、食に関する情報発信を行います。11階には、“遊び心”を持った、キャリアも感性も豊かなスタイリストが、フィットしたヘアスタイルをお客様と共にTOKYOから発信する「GARDEN」の旗艦店が2012年4月にOPEN。また、厳選された地方の食の銘店もこのビルの魅力のひとつです。ローストビーフで名高い「鎌倉山」(12階)も銀座に初出店。島根県松江からは創業120余年の「皆美」(10階)が家伝の鯛めしを提供。火鍋の本場・台湾から「天香回味」(9階)、全国の漁港から直送される旬の鮮魚なら「結」(8階)、松阪牛と高級黒毛和牛の専門店「柿安」(7階)も銀座に初出店です。
「GINZA gCUBE」には、「good food」、「good fashion」によって「good life」を生み出すという意が込められています。3つの「good」と3乗を意味する「cube」と組み合わせた「g CUBE」という名称は、東京ガスグループ約3万人を対象に募集し決定しました。
当ビルの外観は、銀座の特性や新たな建築が続いている中央通りの景観などに着目し、多面性(歴史・新しさ・落ち着き・賑わい)や手作り感(平面なガラス建築群に対して素材・質感の重視)をデザインのキーワードとしています。柔らかな曲線の組み合わせはガスの炎をイメージしており、上昇性・発展性・新しさを表現しています。